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季節の風景を中心に、山・動物・鳥など自然を楽しんで撮影しています。

お水取り 〜奈良の春を呼ぶ伝統行事〜

東大寺の二月堂で毎年3月1日〜14日まで行われます。
752年から1270年間一度も中断することなく続けられている修行です。
目的は、仏の前で罪過(ざいか)を懺悔することだそうです。
見どころの松明(たいまつ)は練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶の足元を
照らす道案内の役割で、二月堂の欄干で振られて火の粉が舞い散り廊下を走って通り抜けます。火の粉を浴びるとごりやくがあると言われています。


竹の先に松明が付けられます。

事前に二月堂の中にいるとお堂の中から間近で見ることができました。
終了するまでは外に出ることは出来ません。

午後7時過ぎ松明が登り廊下を上がって来ました。

角あたりで松明を欄干の外に突き出して振り回されると勢いよく火の粉が飛び散ります。

その後正面の廊下を大きな足音を立てながら走り抜けると参拝の方々から歓声が沸き起こります。

大きな炎が流れていく様が感動的で鳥肌が立ちます。

お水取りが終わると奈良に春が来るそうです。

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