犀川 白鳥湖
年末休暇となった12月29日に、前日の打ち上げ納会のため少し重い頭で予定より遅い午前5時半頃に赴任先のマンションを出発し帰省します。
少し道草し、長野県の安曇野にある犀川の白鳥湖で白鳥の写真を撮りたい。
前夜は雪の予報だったので雪景色を期待して向かいますがそれほどでもなさそうです。
良く晴れて北アルプスがとても綺麗に見えます。
鳥インフルエンザの疑いで一時は立ち入り規制になっていたようですが、陰性だったので
あまり近づき過ぎないように観察してくださいの看板がありました。
現在120〜130羽程度がいるようです。
近くの田んぼへの出勤は少しゆっくりめで9時ごろから11時ごろまでの間に、順々に
家族単位で飛び出していきました。
アップで。
飛び出す前は同じ方向を向き、鳴き声と首を縦に振りながら様子を見て、同時に風上に向かってスタートします。ひとまわり小さく少しグレーがかったのが子供です。
体の重い大きな白鳥はいきなり羽ばたいて飛ぶことはできません、強靭な脚力で
忍者のように水面を走りながら徐々に加速していきます。
この光景が結構面白いです。
ふわっと、いっったん空中に浮くととても優雅な姿になります。
さらに加速し上昇します。
一旦、餌を探しに近くの田んぼまで出かけると、そこそこお腹がいっぱいになるまで帰ってきません。
それでも時々帰ってくる白鳥がいます。
この白鳥は犀川の上流方向から川の右岸沿いに飛んできて一旦少し下流方面まで行き、
左旋回して戻ってきました。
スピードをコントロールし空中で止まったかの見えると両足を前に出し着水時のバランスをとるような体勢になります。
水しぶきを上げて無事上手にランディングします。
犀川の左岸にある観察エリアから、白鳥の滑走路までの距離が近く、近距離で離陸の様子を見ることができます。観察するにも写真を撮るにも良い場所だと思いました。
一年の締めくくりに来年の干支にちなんだ良い撮影ができました。
このブログを始めてまだわずかな期間しか経っていませんが読者になって頂いたり、
見ていただいた方々に楽しんでいただけるような写真を掲載していきたいと思います。
2017年が皆様にとって良い年でありますように。 erminea